二〇二二年師走七日

歸るべき場所は

戰友と肩を組む歸り道
待つてゐるのは子供たち
愛しい妻の笑顏が見たい。
憎いほどに可愛らしい我が子の幸せさうな寢顏が見たい。
私が引き戸をガラツと開ければ、子供たちが飛びついてきて、「おめでたう。」
妻と私は抱き合つて、「お互い、ご無事で何より。」
小屋のやうな家で、腐つた木のちやぶ台を囲んで笑ひ合う日々。
やはり私はこゝが一番好きなのだ。

meioekaki at 23:04|PermalinkComments(0)